私たちがFXを行う場合には、数ある通貨ペアの中から、1つまたは複数選んで行う事になります。
そして、各通貨ペアの動きにはそれぞれ特徴があり、いかにその特徴を把握して取引する事が出来るのか?がとても重要になってきます。
ただ、FX初心者の中にはどの通貨ペアを選べば良いのか?が分からないという人がいると思います。
そこで、当記事ではFX初心者におすすめの通貨ペアについて解説します。FX初心者でどの通貨ペアを選んだら良いのか?迷っている人は是非参考にしてみて下さい。
FX初心者におすすめの通貨ペア
私の経験上、FX初心者におすすめする通貨ペアは下記の通りです。
- USD/JPY(日本円/アメリカドル)
- EUR/USD(ユーロ/アメリカドル)
これらの通貨ペアをおすすめする理由について解説
ここからは、何故FX初心者にUSD/JPY、EUR/USDの通貨ペアをお勧めするのか?その理由について解説します。
ちなみに、おすすめする理由は下記の通りです。
- 為替レートの動きが緩やか
- 急激な変動が少ない
- スプレッドが狭い
為替レートの動きが緩やか
現在、FXで取引可能な通貨ペアは50種類を超えており、それぞれの通貨ペアは土日を除く24時間絶え間なく動き続けています。
中には、あまり動かない通貨ペアがある一方で、比較的動きの激しい通貨ペアもあります。
そこで、私たちがFXを行う場合には、自分の性格はもちろんですが、自分にとって為替レートの動きが読みやすい通貨ペアを選ぶ必要があります。
そんな中において、今回おすすめしているUSD/JPYとEUR/USDですが、これらの基本通貨は日本円、アメリカドル、ユーロとなっています。
そして、アメリカドルは世界中における取引高第1位となっており、取引高上位のユーロと日本円との組み合わせとなっています。
そのため、USD/JPYとEUR/USDの通貨ペアは、他の通貨ペアと比べ緩やかな動きとなっています。
もっとも、中には為替レートの動きが緩やかだと、あまり取引チャンスが無いのでは?と思う人がいるかと思います。
ただ、為替レートの動きが緩やかであっても、そこは24時間動いているため取引手法にもよりますが、ある程度の取引チャンスを確保する事は十分可能です。
また、FX初心者の場合には、あまり為替レートの動きが早いと、判断ミスや注文ミスをする可能性があるため、まずは動きの緩やかな通貨ペアでFXに慣れる事も必要です。
急激な変動が少ない
FXを行っていると、ある日突然為替相場が急激に上昇または下落する場合があります。
もっとも、これらの急激な動きについては、各国の主要経済指標の発表時や中銀総裁や財務省などの発言、さらには地政学的リスクの発生などによるものが多数を占めています。
また、各投資ファンドによる一時的な仕掛けによっても為替相場に急激な変動が起こる事もあります。
ただ、各国の主要経済指標の発表時以外については、あらかじめこちらで急激な変動が起こる事を予測する事はかなり難しいです。
しかし、こうした為替相場に急激な変動が起きたとしても、市場での流通量が大きいUSD/JPYやEUR/USDの場合には、他の通貨ペアと比べるとその動きは限定される可能性が高くなっています。
ちなみに、USD/JPYやEUR/USDにも急激な変動が起こる可能性が高くなる時間があり、それは基本的に毎月第一金曜日に発表される『アメリカ雇用統計』の発表前後の時間帯です。
このアメリカ雇用統計は、FXの世界ではお祭り的な指標として知られており、この雇用統計の結果次第では動きの緩やかなUSD/JPYでも100pips以上動く場合があるため注意が必要です。
スプレッドが狭い
先日投稿した記以内に『スプレッド』という専門用語が出てきましたが、このスプレッドとはFX会社の取引手数料となっています。
そこで、このスプレッドは取引手数料という事もあり、その幅は狭いに越した事はありません。
その点において、USD/JPYやEUR/USDのスプレッドは、各FX会社により多少の違いはあるものの総じて狭くなっています。
そして、このスプレッドが狭いという事は、他のスプレッドが広い通貨ペア(GBP/JPY)などと比べ、ポジション保有から決済(利益確定)までのスピードが早くなります。
そのため、スプレッドが狭いUSD/JPYやEUR/USDは、まだFXには慣れていないFX初心者におすすめの通貨ペアと言えます。
まとめ
当記事のまとめは下記の通りです。
●FX初心者におすすめする通貨ペアはUSD/JPYとEUR/USDです
●これらの通貨ペアには『為替レートの動きが緩や』『急激な変動が少ない』『スプレッドが狭い』という特徴があります
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