現在のコロナ禍において、在宅時間が増えた事によってFX(外国為替証拠金取引)に興味を持つ人が増えてきています。
もっとも、現在の物価高においては、在宅時間を活用して何らかの収入を得たいと考える事はごく当たり前と言えます。
ただ、ことFXについては金融取引商品となっており、まずはその意味や特徴を理解しておかないと、いきなり大きな損失を出してしまう可能性があります。
そこで、当記事ではFX(外国為替証拠金取引)とは?その仕組みについて解説します。現在、FXを始めようかと悩んでいる人には是非参考にしてみて下さい。
FX(外国為替証拠金取引)とは?
まずはFXについてですが、これは外国為替=Foreign eXchangeの略語となっています。ちなみに、外国為替とは下記の通りです。
異なる二国間の通貨を交換すること。例えば、日本の通貨とアメリカの通貨を交換することも外国為替と呼びます。
つまり、FXは異なる二国間の通貨で取引を行う事であり、この外国為替を証拠金(投資資金)を元に行う事から、FX=外国為替証拠金取引と呼ばれているのです。
そして、私たちがFXを行うためには、FX会社に口座を開設して、その口座内に証拠金を入金する必要があります。
逆に言えば、FX会社の口座内に証拠金が入っていないとFXを行う事が出来ないため、FXを行う場合には常に口座内の証拠金残高を把握しておく必要があります。
FXの世界は厳しい?
FXは金融取引商品のため、取引した全ての人が利益を得る事は不可能です。
その理由としては、FXはゼロサムゲームであり、利益を出す人がいればその反対に損失を出す人がいなければ成立しないからです。
ゲーム参加者の得点と失点の総和(サム)が0(ゼロ)になること。
つまり、FXでは利益を得る人がいる一方で損失を出す人がいるため、いかにして利益を上げ続けるのか?がとても重要になってきます。
ちなみに、どの世界にも勝者と敗者がいますが、FXの世界で利益を稼げる人は全体の1割(10%)と言われています。
そのため、FXで利益を稼ぐためには相場分析や資金管理など、色々な要素が必要になってきます。
FXの仕組みについて
先程解説したように、FXでは異なる二国間の通貨取引を行う事になります。
例えば、FXにおけるメジャーな通貨ペアのUSD/JPYの場合、日本円とアメリカドルの取引となり、日本円を売ると同時にアメリカドルを買うという取引を行います。
つまり、FXでは片方の通貨を買った場合、同時にもう一方の通貨を売る事によって取引が成立する仕組みとなっています。
FXで利益を出すためには?
FXで利益を出すための方法ですが、ここでは先程出てきたUSD/JPYを元に解説します。
現在のUSD/JPYの為替レートが130.00円だとします。
買う、または売る事によって通貨ペアを保有する事をポジションを持つと言います。
USD/JPYの為替レートが上昇して130.50円になったため、保有していた買いポジションを売ります。
買値よりも売値の方が高いため、その差額分が利益となります。
ごく簡単にFXで利益を出すための流れについて書いてみましたが、FXで利益を出すための基本法則は下記の通りです。
●とある通貨ペアを安く買って高くなったら売る
●とある通貨ペアを高く売って安くなったら買い戻す
このように、FXでは買いまたは売りの両方で利益を出す事が可能なため、よりチャンスが多いと言えます。
FXでは損失が出る可能性もあります
FXはゼロサムゲームなので、利益が出ている一方で損失も出る可能性があります。例えば、それは下記のような場合に起こります。
現在のUSD/JPYの為替レートが130.00円だとします。
USD/JPYを130.00円にて買いポジションを保有します。
USD/JPYの為替レートが上昇せず下落して129.50円になってしまい、これ以上の損失を防ぐため保有していた買いポジションを売ります。
買値よりも売値の方が低いため、その差額分が損失となります。
このように、FXでは全て自分の思い通りに為替レートが動くとは限らないです。
時には、自分の思いとは反対方向に動いてしまう事もあるため、そういった場合には損失拡大を防ぐため早めの判断が必要になります。
まとめ
当記事のまとめは下記の通りです。
●FXとは異なる二国間の通貨取引のことです
●FXはゼロサムゲームです
●FXでは安く買って高く売る、または高く売って安くなったら買い戻す事により利益が出ます
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